青木宣親、4打席目まで無安打で一時打率1割台も…捕手からヒットで2割回復

大差がついてマウンドに上がった相手捕手から最終回に22打席ぶりヒット

 マリナーズの青木宣親外野手は26日(日本時間27日)、本拠地でのアストロズ戦に「1番・センター」で出場し、5打数1安打だった。4打席目まで無安打だったものの、9回に相手が捕手をマウンドに送り、青木はセンター前に運んで4試合、22打席ぶり(5四球、2犠打含む)のヒットを記録。打率は2割5厘となった。チームは11-1で快勝した。

 青木は初回、昨季のサイ・ヤング賞左腕カイケルの前に遊ゴロに倒れた。3回2死三塁の好機では空振り三振。1点リードで迎えた5回1死満塁の絶好機でも一ゴロ。しかし、マリナーズはこの回、カノのタイムリーなどで4点を追加した。

 7回1死一塁では、青木は2番手フェリスのスライダーをショートに転がす。送球が逸れてセーフとなったが、判定はエラー。青木は四球や犠打で役割をこなしていたものの、22日(同23日)エンゼルス戦の1打席目に二塁打を記録してからヒットが出ておらず、打率は1割9分5厘まで低下した。

 しかし、マリナーズはこの後、カノの満塁弾が飛び出すなど打線が爆発。青木に9回1死一塁で5度目の打席が回ってきた。大差がついたため、相手はこの回から捕手クラッツを3番手投手としてマウンドへ送っていた。青木はフルカウントからチェンジアップをセンター前に運び、22打席ぶりのヒットを記録。打率は2割5厘まで回復した。

 マリナーズは11-1で快勝し3連勝。「8番・一塁」で出場した元ソフトバンクの李大浩内野手は4打数2安打で打率2割8分6厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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