2943安打のイチロー、“唯一無二”のスイング 米専門家は「穴を射抜く打撃」

3000安打へ「57」、相性抜群のドジャースでレフト前ヒット

 マーリンズのイチロー外野手は26日(日本時間27日)、敵地でのドジャース戦に代打で出場し、レフト前ヒットを放った。メジャー通算2943安打として、フランク・ロビンソンに並んで歴代32位タイ(MLB公式サイトの歴代安打数ランキングによる)に浮上したが、地元メディアは「打撃コーチが絶対に真似をさせない」という唯一無二のスイングに脱帽している。試合は6-3でマーリンズが勝利し、イチローは今季打率4割とした。

 イチローは3点リードの8回2死一塁の場面で登場。すると、地元テレビ局「FOXフロリダ」の実況は4試合ぶりに打席に立ったレジェンドのあるデータを紹介した。

「彼はドジャースタジアムで打つことが大好物です。キャリア打率は3割4分9厘。ナ・リーグのスタジアムで最高の打率です。彼は3000本まで58安打です。フランク・ロビンソンがすぐ隣に迫っています」

 イチローはドジャースタジアムで過去43打数15安打6四球。現在も使われているナ・リーグのスタジアムの中では最高の打率3割4分9厘を誇る。そして、相性抜群のドジャースタジアムで背番号51はまたしても輝いた。1ボール2ストライクから2球ファウルの後の6球目。右腕コールマンの外角スライダーを華麗な流し打ちでレフト前に弾き返した。

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