上原浩治が快投で今季初勝利 10球で3者凡退に抑え、勝ち越し弾呼ぶ

同点の8回に登板し無失点、直後にオルティスが勝ち越し2ラン

 レッドソックス上原浩治投手が29日(日本時間30日)、本拠地で行われたヤンキース戦で同点で迎えた8回に登板し、3者凡退の快投で今季初勝利を手にした。

 ヤンキース田中の前に沈黙していた味方打線が、チャンスを逃さず同点に追いついた直後の8回、3番手としてマウンドに上がった。この回のヤンキース打線は1番エルスべリーからの好打順だったが、エルスベリーを一塁ゴロ、2番ガードナーを空振り三振、3番ベルトランをレフトフライと、いずれも得意のスプリットで仕留め、わずか10球で3者凡退に仕留めた。

 上原の小気味いいテンポの投球で、試合の流れを引き寄せたレッドソックスは、直後の8回裏の攻撃で今季限りの引退を表明しているオルティスが、左翼へ今季4号勝ち越し2ラン。9回は守護神キンブレルが危なげなく締めくくり、貴重な勝利を手に入れた。

 今季11試合目の登板となった上原は、そのうち10試合で無失点と頼りがいのある投球を続けている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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