田中将大、痛恨2失点で2勝目逃す ヤンキース監督「あの1球だけだった」

ベタンセスも被弾、Aロッドはかばう

 また、ニューヨーク・ポスト紙によれば、試合後に会見した田中は敗戦の責任を一身に背負っていたという。

「もちろん、辛い負け。自分でも今日はよく投げられていたと思う。最後に奪わなければならないアウトを奪うまで、球離れよく投げられていた」と通訳を介して話した田中は、やはり「敗戦の責任は自分にある」と語っている。

 田中の後を受けてマウンドに上がった2番手ベタンセスは、7回は無失点で切り抜けたものの、8回にオルティスに勝ち越し2ランを許して敗戦投手となった。記事によると、この日、1回に通算691号本塁打を放ち、先制点を演出したヤンキースのロドリゲスは「ダリン(・ベタンセス)も人間だって分かってよかった」と、ほぼ完璧救援を続けてきた右腕のミスをかばったという。

 この日は味方打線が追加点の好機を逸する場面もあった。田中はここまで3試合連続でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)も1勝止まりで、我慢の投球が続いている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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