阪神藤川、復帰戦で7回途中1失点 今季2敗目も投球内容には好感触

投手コーチも評価「十分よくやってくれた」

 復帰戦は上々の投球内容だった。阪神・藤川球児が30日のDeNA戦(甲子園)で今季4度目の先発。6回2/3を3安打1失点と好投を見せたが味方の援護なく2敗目を喫した。

 約3週間ぶりの1軍マウンドだった。前回登板は4月10日の広島戦(甲子園)。5回途中7失点でKOされ2軍降格。20日間の再調整期間を経て再び球児が甲子園の舞台に帰ってきた。

 140キロ台後半の直球にはキレがあり、決め球のフォークも低めに集めた。0-0の4回1死三塁からロペスの左犠飛で先制を許したが、7回途中まで1失点の内容で先発の役目を全うした。

 走者がいない場面でもセットポジションで投球するなど自らの課題をクリアにし「シーズンを送る上で、徐々に調子が上がっていきそうと感じ取れるので、また次回、チームが勝てるように頑張ります」と手応えを口にした。

 育成から支配下に登録され2度目のスタメンマスクとなった原口とのコンビも「みんな初めてのようなものですから。とにかく明日からチームが勝つように。自分も良い仕事がしたい」。復帰戦で好投を見せた藤川に香田1軍投手コーチも「今まで良い時間を過ごしてくれた。低めに変化球も集まっていたし、直球もよかった。十分よくやってくれたので次回もこのような投球を見せて欲しい」と期待を込めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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