ホークス“当たり年”のドラ1捕手は飛躍できるか 和田も認める成長の跡

和田も若手捕手の成長実感

 摂津の抹消に伴い、スタメン起用は週1回に減少したものの、20日のロッテ戦では和田が9回を完封し、2勝目をマーク。27日のオリックス戦(京セラD)でも6回無失点で白星を挙げ、先発した試合は3連勝。ここまで先発した8試合は3勝4敗1分けだ。

 その左腕は斐紹の成長を確実に感じ取っている。

 西武戦後に「サインに首を振って、打たれることがあった」と話していたが、完封したロッテ戦では「いいリードをしてくれた。今日は首を振っていない」。登板間やイニング間に密にコミュニケーションを取る2人。リード面で確かな進歩を見せ、メジャーでもプレーしたベテランからの信頼を得始めている。

 現在、コンビを組むのは和田1人。目下の目標は和田以外の投手でもマスクを被ることだ。指揮官は、試合中でも、ベンチで斐紹にあれこれとアドバイスを送っている。捕手の育成には時間がかかるもの。限られた出番の中で、首脳陣や投手陣の信頼を勝ち取っていくしかない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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