イチロー、「レフト」で華麗なキャッチ 地元メディア称賛「怪物的なプレー」

満塁のピンチでスライディングキャッチ、素早く送球で「走者を釘付けに」

 マーリンズのイチロー外野手が1日(日本時間2日)の敵地ブルワーズ戦で2試合ぶりにスタメン出場し、今季2本目の二塁打を放った。5打数1安打1得点でメジャー通算2946安打とし、3000安打まで54本としたレジェンドは、3回1死満塁のピンチではスライディングキャッチを披露。地元メディアに「怪物的なプレー」と絶賛されている。

「一番・レフト」で先発したイチローは守備でも輝いた。5点ビハインドで迎えた3回1死満塁の場面で、ペラルタの痛烈なライナーを華麗にスライディングキャッチ。体勢を整えると、素早く二塁にサイドスローで返球した。犠飛で三塁走者の生還は許したが、傷口を最小限に留めるファインプレーとなった。

 地元テレビ局「FOXフロリダ」の実況は「レフトにライナーです。イチローがスライディングです。キャッチを決めました。ランナーはホームに生還します」と興奮気味に伝えた。

 すると、阪神などでプレーした元マーリンズOBの解説者、エドゥワルド・ペレス氏は「イチローが怪物的なプレーを決めました。セカンドにすぐさま投げて走者を釘付けにしました」と噛み締めるように称賛。難しいライナーを滑り込みながら捕球し、素早い送球で二塁ランナーのタッチアップでの進塁も防いだイチローの一連のプレーを「怪物的」と表現している。

 本職ではない「レフト」でイチローが見せたプレーをMLB公式サイトも動画で紹介。「イチローがレフトで高速のキャッチ」と美技をクローズアップした。マリナーズ1年目の2001年から10年連続でゴールドグラブ賞に輝いた42歳のイチローは、守備でも名手健在を大いにアピールしていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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