カブス左腕、2年連続で珍アクシデント “グラブごと送球”でアウト奪う

グラブにボール挟まりそのまま送球、一塁手も両手でグラブキャッチ

 カブスの先発左腕ジョン・レスター投手が、4日に敵地で行われたパイレーツ戦で、好投&好判断でチームを勝利に導いた。

 どちらのチームが主導権を握るか、緊迫した攻防が繰り広げられる序盤の2回。マウンド上のレスターは先頭打者セルベリの放った足元を抜けそうな強烈なピッチャー返しを見事グラブで受け止めた。が、一塁へ送球しようとしたものの、ボールがグラブの編み目にはさまって取れず。機転を利かしたレスターは、ボールがはさまったグラブをそのまま一塁手リゾへ放り、アウトを奪った。

 レスターの冷静な判断さながら、グラブを受け取った一塁手リゾも、とっさに自分のグラブを外して両手でしっかりとレスターのグラブをキャッチ。カブスの実況アナは「LOVE IT!(最高だね!)」と2人の連係プレーを絶賛した。

 実は、昨年4月19日パドレス戦でも、まったく同じ現象が発生。レスターは2回1死一塁の場面でピッチャー返しを捕球したが、グラブにボールがはさまってしまい、併殺プレーをあきらめて、ボール付きのグラブを一塁手リゾに投げてアウトを1つ奪っている。

 まるで昨季のデジャブのようなプレーに、アウトを取った後のレスターとリゾは思わず笑顔。このプレーで流れを引き寄せたカブスは6-2で勝利し、メジャー一番乗りで20勝に到達した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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