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今季1号から巻き返しへ G亀井は由伸引退で感じる物足りなさ埋めるピース

「監督がやっていた仕事は誰かがやらないといけない」

 もちろん、まだ33歳と働き盛り。代打の切り札にしてしまうのはもったいない。だが、今の巨人において昨年までの高橋由のように役割を理解し、スタメンでも控えでも力を発揮できる選手は亀井しかいない。多くのファンから愛され、攻守でスタジアムを沸かすこともできる。由伸引退で物足りなさを感じる巨人ファンの中には、苦労してきた亀井にその姿を重ねる人も少なくないようだ。

 亀井にはこれまでの経験に加え、新しい自覚が芽生えている。「監督がやっていた仕事は誰かがやらないといけないと思っています。僕は代打でも守備固めでもスタメンでも、勝利に貢献できればいいです」。8日の試合ではエキサイトシートに飛び込んでまでファウルを捕球したサード・村田を称えるように背中をたたき、激励した。時には落ち込んでいる村田を支えている姿も見える。後輩で主将の坂本、選手会長の長野にとっても心強い存在となっている。

 打率は2割4分7厘と決して高い数字ではないが、高橋監督は亀井を使い続けるだろう。生え抜き外野手としてこれからのチームをプレーや言動で引っ張っていく役割が求められる。高橋由がやっていたものを引き継げる一番の適任者は亀井だ。敗れた試合の最後に見せた意地。これからの巻き返しを期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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