李大浩は「ファンお気に入り」、呉昇桓は新人王候補…躍進際立つ韓国人選手

“韓国のAロッド”も復活へ順調な船出、「違いを生み出す存在」

 また、新加入選手以外で躍進の気配が漂うのがパイレーツの姜正浩内野手だ。

 “韓国のAロッド”の異名を取る強打者は昨年パイレーツに加入。打率.287、15本塁打、58打点と順調なシーズンを送っていたが、9月17日のカブス戦の守備中に、併殺プレーを崩す危険なスライディングの犠牲となり、左足の脛骨骨折と靱帯断裂という大怪我を負った。以来、戦列を離れ、今月6日のカージナルス戦で復帰。その試合でいきなり2本塁打と衝撃の結果を残した。

 ここまで5試合に出場し、打率.333、3本塁打、6打点。そんな韓国人打者にパイレーツの球団公式サイトでも「姜正浩は違いを生み出す存在だ。特に、アンドリュー・マカッチェンやスターリング・マルテといったを得点を生み出す選手と併せて起用した際に顕著となる。ショートを含む内野のポジションをこなす存在として、彼には感銘的なパワーが備わっており、ここまで膝の手術の影響を感じさせていない」と高い評価を下している。

 順調な滑り出しを見せている韓国人選手。日本経由でメジャーへはばたいた2選手も奮闘しており、今後の活躍が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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