青木宣親、三塁打含む3出塁も…マリナーズは逃げ切り失敗、連勝ストップ
9回は出塁後に執拗な牽制受ける、走塁で二塁ベース踏めずにいったん戻る場面も
マリナーズの青木宣親外野手は13日(日本時間14日)、本拠地でのエンゼルス戦に「1番・レフト」で出場し、3打数1安打2四球だった。3回に今季3本目の三塁打をマーク。6回には四球を選び、続くマルテの3点三塁打を呼び込むなど3出塁も、チームは最終回に守護神シシェックが打たれ逆転負け。連勝は3で止まった。
青木は初回、相手先発トロピアーノの前に左飛に倒れた。しかし、3回は先頭で打席に立つと、初球のツーシームを左中間に弾き返した。高く舞い上がる打球となったが、左翼ナバと中堅トラウトが重なる形となり、ボールはナバのグラブをかすめるようにして落ちる。これを見た青木は一気に三塁を狙った。
タイミングはアウトだったが、相手のタッチをかいくぐる巧みなヘッドスライディング。青木はベースに到達すると必死の形相で「セーフ! セーフ!」と審判にアピールした。確かに手が先にベースに触れており、今季3本目の三塁打に。しかし、ここは後続が倒れて得点にはつながらなかった。
1点ビハインドで迎えた4回、マリナーズはマーティンの犠飛で同点に追いつき、なおも2死一、三塁の好機で青木が打席へ。ここは空振り三振に倒れる。しかし、1点リードの6回も1死一、二塁の好機で打席に入ると、ここはストレートの四球を選んで満塁に。続くマルテが左中間を破る3点三塁打を放ち、青木も生還。リードを4点に広げた。
青木は1点リードの9回も先頭で四球を選び、この日3出塁。塁上では7度も牽制球を投げられ、最後は微妙なタイミングでエンゼルス側がチャレンジしたが、セーフに。その後、1死からカノがセンターオーバーのツーベースを放ったが、青木は打球を目で追いながら走塁し、二塁ベースを踏めずにいったん戻ったこともあり、生還はできなかった。
その後、満塁となったものの、追加点を奪えなかったマリナーズ。これが大きく響いてしまう。9回に登板した守護神シシェックが満塁のピンチを招くと、センター前にポトリと落ちる不運なタイムリーを浴びて逆転を許した。
マリナーズはそのまま6-7で敗戦。連勝は3で止まった。青木は打率.240、出塁率.338となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count