阪神岩貞、防御率トップ明け渡す 投手への四球響き、4回3失点で2敗目

2回に痛恨3失点、QSもならず巨人菅野が防御率トップに

 完璧な投球を続けてきたプロ3年目左腕がついにつかまった。14日のDeNA戦(横浜)に先発した阪神・岩貞祐太が今季最短の4回5安打3失点で2敗目を喫した。

「3回、4回はある程度コントロールできましたが、2回は投げ急いだせいでボールがバラついてしまいました。いいピッチャーとの投げ合いで3失点は大きかったですし、2回は最少失点で粘らないといけませんでした」

 自らも悔やんだ2回の投球が全てだった。

 急成長中の左腕は初回は3者凡退と好スタート。だが、2回。先頭の筒香に右中間へ今季初被弾とな る先制のソロを浴び、歯車が狂った。続くロペス、倉本に連打を浴び無死一、二塁のピンチを招くと、白崎、戸柱を打ち取ったが「9番バッターをしっかりと抑えておかないといけませんでした」と今永に四球を与え2死満塁。続く1番・桑原に2点タイムリーを浴び、この回3失点となった。

 打ち取れる可能性が高い投手に痛恨の四球を与え、痛打を浴びる。試合の流れを一気にDeNAに持って行かれた瞬間だった。金本監督も「投手の四球が痛かったな」とコメント。岩貞は登板前まで6試合に先発登板しリーグトップの防御率0.65、QS(クオリティースタート、6回以上を投げて自責3以下)100%だったが、3失点で防御率は1.19となり、巨人・菅野にトップの座を明け渡すこととなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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