ロッテ井口のサヨナラ打で4時間57分の大熱戦制す 両軍計34安打&25得点

ロッテ鈴木が5打点、楽天茂木も4打点、両チーム計14投手が登板

 ロッテが14日、本拠地での楽天戦を13-12でサヨナラで制した。お互いに先発投手が崩れ、激しい点の取り合いに。両チーム合わせて34安打で25得点が入り、7投手ずつの計14投手をつぎ込む大熱戦となった。ロッテは鈴木が4安打5打点、楽天も茂木が4安打4打点を挙げるなど、激しい打ち合いに。最後はベテラン井口のサヨナラ打で、ロッテが勝利した。

 先手を取ったのはロッテ。初回、楽天の先発レイからデスパイネの先制タイムリー、角中の2ラン、鈴木のタイムリーで4点を先制。しかし、2回、楽天もロッテ先発スタンリッジをつかまえ、茂木、嶋のタイムリーで2点差とすると、スタンリッジのボークで1点差。岡島はタイムリーで、すぐに同点に追いついた。

 楽天は3回、ウィーラーのソロ、茂木のタイムリーで2点を勝ち越し。スタンリッジをKOしたが、ロッテもその裏にデスパイネ、角中のタイムリーで同点に追いつき、レイをノックアウトした。

 4回、楽天は今江のタイムリーで再び勝ち越し。5回には嶋、岡島、藤田と3連続タイムリーで3点を加え、リードを4点に広げた。しかし、ロッテも諦めない。その裏、3番手ブリガムから無死一、三塁とチャンスを作ると、楽天は金刃をマウンドに送る。ここで鈴木、田村が連続タイムリー。さらに平沢の代打・井口がセンターへの犠飛を打ち、1点差とした。

 直後の6回、楽天は2死一、三塁から茂木が2点タイムリーツーベース。ルーキーのこの日3安打4打点目となる一打で、リードを3点に広げる。だが、その裏にロッテがまたもや反撃。5番手・福山から1死満塁の好機を作り、鈴木が走者一掃のタイムリーツーベース。ついに同点に追いついた。

 7回以降は救援投手が踏ん張り、試合は延長戦に突入。そして、延長10回、ロッテは2イニング目の楽天守護神・松井裕を攻め、2死二、三塁とチャンスを作る。ここで井口がレフトへタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。4時間57分の大熱戦を制した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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