元メジャーリーガーが衝撃告白 禁止薬物を「シリアルに入れて摂取してた」

すでに禁止薬物使用を認めているダイクストラ氏、「隣のヤツが摂ってるのに…」

 3度オールスターに選出され、1986年にはメッツ世界一メンバーでもあった元メジャーリーガーのレニー・ダイクストラ氏が、17日に米FOX Sportsの「The Herd」に電話出演し、現役時代は「(HGHを)シリアルに入れて摂取していた」と衝撃の告白をしている。

 現役時代はメッツとフィリーズで12年のメジャー生活を送った外野手は、1996年に現役を引退。いわゆるステロイド時代にプレーし、メジャーリーグでの薬物使用の実態報告をした2010年のミッチェル・リポートの中で、使用者として名前が挙がっている。

 以来、現役中にステロイドなど運動能力向上薬を使用していたことを認めている同氏だが、今回当時の回顧本「House of Nails」の発売に先駆けて「The Herd」に電話出演。司会のコリン・カウハード氏に「HGH(ヒト成長ホルモン)を使った経験はありますか?」と質問されると、当然といった口ぶりで次のように話し始めた。

「ああ、俺はシリアルの中に入れて食べてたね。シリアルの中だよ。っていうか、あれだよ、HGHだろ? 今、俺たちはいいものの話をしてるわけだ。デカデュラボリン、テストステロン…。(メジャーリーガーとして)3000万ドルを手に入れるか、あるいは普通の仕事をして6万ドルを稼ぐか、その違いの話をしてるんだ。隣のヤツが摂ってるのに、自分は摂らないでいられるか?」

 これまでも、ダイクストラ氏はメジャーで最多四球数(129)を記録した1993年に先駆け、審判を脅してストライク判定を有利にさせていたことも告白している。7月に発売予定の回顧本「House of Nails」には、さらなる衝撃の告白が収められていそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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