“韓国50発男”はMLBトップクラスの打球速度!? 朴炳鎬は「新人王候補筆頭」

打球の平均速度はオルティス、カブレラに引けをとらない数字

 また、各プレーのデータ解析を瞬時に行う「MLBネットワーク」の「スタットキャスト」で出たデータとして、朴のフライやライナーの打球速度は平均97.6マイル(約157キロ)であることを紹介。比較対象として、デビッド・オルティス(レッドソックス)が98マイル(約157.7キロ)、ミゲル・カブレラ(タイガース)が朴と同じ97.6マイルであると言及している。メジャートップクラスのスラッガーにも引けをとらない数字が残っている。

 最近5試合で一発がなく、現時点でシーズン38本塁打ペースと少し勢いが落ちている。1年を通じて活躍できるかについて、記事でも「今後の課題をあげるとすれば、他球団やその投手との対戦が2回、3回と増えていった際に、相手側が攻め方を研究してくるということだろう」と指摘。一方で、13日のインディアンス戦で2本塁打をマークしたことを例に挙げ、「その点に関しては、ツインズは良い兆候を感じている。先週末のインディアンス戦にて、初対戦時に本塁打を放ったトムリンとの2回目の対戦となったツインズの規格外のルーキーは、見事2発を放ってみせた」と伝えている。

 記事では、ツインズが9人の異なる評価者に韓国時代の朴のプレーを確認させていたという事実を紹介しつつ、「朴がどのくらいの期間で適応できるかは見定めることができなかったが、そのパワーヒッターとしての素質に関しては自信を持っていたという」と紹介。「朴はパワーヒッターらしく三振も喫するが、一度捉えれば強打を放っている」と、その打撃スタイルについて分析している。

 この先、本当にライバル球団の研究をかいくぐれるのか。そして、どこまで本塁打数を伸ばすのか。今後の打席にも注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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