鎌ケ谷でひそかな話題に なぜ野球観戦でラジオ体操?

今年は鎌スタ20周年で珍企画も、「笑顔で楽しいテーマパークを目指す」

「センタースコアボードの裏には簡単にストレッチができる健康器具を置いた『鎌スタ☆レッチ』を設けています。スポーツ施設なので健康をテーマとしたボールパークづくりに心がけています」

 ボールパークを目指す鎌ケ谷スタジアムらしい、アメリカンジョークが効いたイベントも行っている。

 今年は鎌スタの20周年ということで4月にはルーキー上原健太投手にちなみ「上原さんいらっしゃい」企画を実施。名前が「うえはら」または「けんた」、出身地あるいは現住所が「沖縄県」、出身校または在校生が「明治大学」「広陵高校」の人は入場無料になるイベントを実施した。

「2軍戦なので、野球だけのパフォーマンスをしてお客さんを呼ぶのは難しい。野球ファンももちろんですが、どちらかと言えば近隣の家族に来てもらえるような笑顔で楽しいテーマパークを目指しています」

 1軍が北海道にあるため、1軍との抱き合わせのコラボ企画が難しい。しかし中原さんは「ピンチをチャンスに変えるならば、独自性を打ちやすい」と話す。新たな「鎌スタ名物」が今後誕生するか、注目だ。

【了】

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki

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