威力増す真っ直ぐと高速シンカー ホークスドラ1右腕が4年目でついに開花か

ここまではルーキーイヤーの3勝が最多

 12日のロッテ戦では今季最長となる8回を投げ、被安打わずかに2。初回にデスパイネに2ランを浴びたが、2回以降は安定感抜群で、7回先頭の清田に中前打を許すまで、無安打投球を続けた。結果的には、9回にロベルト・スアレスが決勝点を許し、チームは敗れたが、その内容は十分に評価されるべきものであった。

 沖縄尚学高では、3年春のセンバツを制覇。5試合で41イニングを投げて、防御率0・66の驚異的な数字をマークし、頂点へと導いた。亜細亜大進学後は、1年春のリーグ戦からマウンドへと上がり、初登板から3戦連続完封を飾るなど、エースとして君臨。通算420奪三振は同リーグの最多記録となっている。

 アマ時代に輝かしい実績を残して、鳴り物入りでプロ入りを果たしたが、プロ入り後は伸び悩みの時を過ごした。ルーキーイヤーの13年に3勝をマークしたが、これがここまでの自己最多勝利。14年は2勝、15年は1勝。ソフトバンク投手陣の分厚い層もあって、ローテの座をつかみ切れない日々が続いていた。

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