ダルビッシュ所属のレンジャーズ、550億円で新スタジアム建設へ

2021年までに新球場をオープン、開閉式屋根を取り付け

 ダルビッシュ有投手の所属するレンジャーズは20日(日本時間21日)、本拠地とするテキサス州アーリントン市と2021年までに新球場をオープンさせることで合意したと発表した。

 球団とアーリントン市は共同で5億ドル(約550億円)を拠出して建設する新球場には、待望の開閉式の屋根が取り付けられる予定だ。現在使用しているグローブ・ライフ・パークの南側に隣接する土地に建設される。アーリントン市が球場の所有権を持つが、球場のデザインと建設はレンジャーズが担当。この契約は2054年1月まで有効となる。予算を超える費用は球団が負担する予定だ。

 就任前からファンとして球場に頻繁に足を運んでいたというレンジャーズのレイ・デービス・オーナーは、「開閉式屋根は必須。夏の酷暑の日に平均以上の入場客が望めれば、球団の収入が増え、選手の年俸やFA選手との契約に還元できる」と話していると、球団公式サイトは伝えている。

 新球場の建設計画は、ようやくデザインが始まった段階だが、観客収容人数は4万2000~4万4000人を想定し、前面天然芝になる予定。1994年に開場した現球場は、煉瓦造りの外観が特長で、長年ファンに親しまれてきた。デービス・オーナーもお気に入りの様子で「レンガ作りで、古き良き時代を思わせる外観が好き。このデザインに開閉式の屋根がつくだけで、私個人としては満足だ」と話しているそうだ。5年後にどんな球場がオープンするのか楽しみだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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