不調から一変、2勝目の田中将大 ヤ軍監督が勝因分析「両球種がよかった」

ジラルディ監督「今日のカギとなったのは…」

 合計12イニングで10失点した最近2試合の不調から一変し、21日(日本時間22日)のアスレチックス戦では7回1失点と好投したヤンキース田中将大投手。本人は試合後の囲み会見で好投の要因を聞かれ、「どんどんツーシームで投げていけたことがよかったと思います」と米メディアに答えていたが、ジラルディ監督は別の球種に勝機を見ていたと、地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」電子版は伝えている。

 田中について聞かれたジラルディ監督は、10日ロイヤルズ戦と15日ホワイトソックス戦のここ2登板について「球の質が不安定だった」と指摘。「どちらか一方の試合ではスプリットはよくなかったのにスライダーがよかった。もう一方の試合ではその逆だったんだ。今日のカギとなったのは、両方の球種がよかったことだと思う」と話したという。

 18日ダイヤモンドバックス戦でイオバルディが6回1失点を記録するまで、ヤンキース先発陣は10試合連続でクオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)を達成できなかった。だがこの日の試合後、米メディアに「チームのいい流れに乗って投球ができたと思います」と話した田中の言葉通り、イオバルディを皮切りに田中まで先発投手4人が連続でクオリティスタートを記録すると同時にチームは4連勝。ジラルディ監督は「選手同士が互いに高め合う状況が理想」と、復調しつつある先発陣に目を細めたという。

 田中の次回登板予定は、スケジュール通りならば27日(日本時間28日)に敵地で行われるレイズ戦となる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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