イチローまた4安打で3戦連続マルチ 3000本に「40」&最多ローズに「18」
ここ3試合13打数10安打で打率.417まで上昇
マーリンズのイチロー外野手が23日(日本時間24日)の本拠地レイズ戦で今季初めて3試合連続でスタメン出場し、またも4安打を放った。1試合4安打以上は自身メジャーで53度目。3試合連続のマルチ安打とした42歳はメジャー通算2960安打とし、3000安打まで残り40本。また日米通算4238本とし、最多安打のピート・ローズの4256本まで「18」とした。試合はマーリンズが7-6で勝利している。
この日も背中を痛めている主力外野手イエリッチがベンチスタートとなり、イチローが「1番・レフト」で先発。先発のチェンが2点を失った直後の初回裏の第1打席で、相手先発の左腕ムーアの5球目を捉えてセンター前に弾き返した。これで3試合連続ヒットとすると、続くプラドのレフトオーバーの二塁打で生還した。マーリンズはその後、ロハスの2点タイムリーで逆転に成功した。
さらに同点に追いつかれた2回1死走者なしの第2打席でもレフト前に弾き返して、3試合連続マルチ安打をマーク。1点を勝ち越した後の4回2死三塁の第3打席ではライト前にタイムリーヒットを放ち、リードを2点に広げた。これで早くも猛打賞としたイチローは6回2死一塁の第4打席では2番手右腕ラミレスに一ゴロに打ち取られたが、同点で迎えた8回1死一塁の第5打席では左腕ロメロからライトへ安打を放ち、一、三塁とチャンスを広げた。これでイチローの打率は.417まで上昇した。その後、マーリンズは1点を勝ち越し、7-6と競り勝った。
同一シーズンの3試合連続複数安打はヤンキース時代の2012年9月19日から22日の5試合連続以来、4年ぶり。イチローはイエリッチの欠場でスタメン起用されると前々日のナショナルズ戦で4安打を放つと、前日の同試合でも2安打を放ち2試合で計6安打とヒットを量産。ここ3試合で13打数10安打、打率は驚異の4割超えと好調を維持している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count