イチロー4試合ぶり無安打もダイレクト返球に賛辞 リーグ3位タイ5補殺目

42歳以上の3試合10安打は122年ぶりとなったイチロー

 24日(日本時間25日)の本拠地レイズ戦(3-4負け)で4試合ぶりに無安打となったマーリンズのイチロー外野手。それまでの3試合で13打数10安打を放ったベテランは“小休止”となったが、守備で存在感を見せた。

 1点を追う7回1死三塁の守備。この日、「1番左翼」でスタメン出場したイチローは左翼線に飛んだ打球を捕球すると、二塁を狙ったピアースをダイレクト返球で刺してピンチを最小限にとどめた。

 イチローはこの日の補殺でパドレスのメルビン・アップトンと並び今季ナ・リーグの外野手で3位の5補殺に。1位はパドレスのマット・ケンプ、パイレーツのスターリング・マルテの6個となっている。イチローは他の3選手よりも出場イニングが3分の1以下ながら、その強肩で守備面でも貢献。42歳の好守に、この日の試合を中継した地元テレビ局でも「とてもいい送球ですね」との賛辞が贈られた。

 米記録専門会社エライアスによると、42歳以上の3試合10安打は1894年のキャップ・アンソン以来、122年ぶりだったというイチロー。この日は5打数無安打で打率.385となったが、4試合連続のスタメンでは衰え知らずのプレーを随所に見せている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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