元楽天ゴームズが現役引退へ、米複数メディアが報じる

今季楽天に加入も不調、シーズン序盤で帰国

 強力助っ人として期待されながらも、開幕から約1か月で退団した元楽天のジョニー・ゴームズ外野手が現役引退を決意したと、複数の米メディアが報じている。

 闘志を前面に押し出したプレースタイルと全身を覆うタトゥーでファンの人気を集めたゴームズが、現役生活にピリオドを打つ決意をしたようだ。2003年にレイズでデビューして以来、レッズ、ナショナルズ、アスレチックス、レッドソックス、ブレーブス、ロイヤルズと、メジャー生活13年で7球団を渡り歩いたジャーニーマン。メジャー通算162本塁打のパワーを買われ、今季は楽天と契約を交わしたが、日本野球への適応に苦しみ、18試合に出場して打率.169、1本塁打と本領発揮できなかった。4月22日に出場選手登録を抹消され、「家庭の事情」で米国に帰国。5月6日に本人からの申し出を受け、球団から退団が発表された。

 レッドソックスに所属した2013年には、カージナルスと戦ったワールドシリーズ第4戦で逆転3ランを放ち、この年のレッドソックス世界一に大きく貢献した。同年に起きたボストンマラソンでの爆弾テロからの復興を目指していたボストンのスローガン「Boston Strong」をタトゥーとして刻んだというエピソードも持つ。

 楽天退団後は、アメリカでの球界復帰を望んでいると報じられたが、希望通りのオファーは届かなかったようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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