ダルビッシュが投球練習 658日ぶりメジャーマウンドへ「落ち着いてる」

球団公式サイトが伝える、当面は中5日以上での登板が基本に

 28日(日本時間29日)に本拠地で行われるパイレーツ戦でメジャー復帰を果たすレンジャーズのダルビッシュ有投手が25日(日本時間26日)にブルペンで投球練習を行った。球団公式サイトが伝えている。

 登板3日前のこの日、ブルペンで投球練習を行ったダルビッシュは囲み取材に応じ、2014年8月9日以来となるメジャーのマウンドに「今はとても落ち着いている」と通訳を介して、心境を語ったという。同時に、当日になれば心境の変化がある可能性も示唆したそうだ。
 
 昨年3月17日に右ひじ靱帯再建手術を受け、1年以上にも及ぶ長いリハビリ生活を送った。この間に支えてくれたのは、交際中の元レスリング世界王者・山本聖子との間に昨年誕生した愛息。「家族と過ごす時間が多かったので、家族の大切さがわかりました」と感謝の気持ちを表したという。

 通称トミー・ジョン手術を受けた投手は、復帰間もない時期は投球数や投球イニングなどの負担を掛け過ぎない方がいいとされている。レンジャーズのバニスター監督は、できる限り中4日ではなく中5日以上の登板間隔で起用するチーム方針を明かしたそうだ。ダルビッシュも「リカバリーの日が増えることはいいこと」と話しているという。

 5月1日から傘下マイナーチームでリハビリ登板を始め、5試合に投げて合計20イング、9安打21奪三振6四球で4失点(自責2)、防御率は0.90と順調な仕上がりをうかがわせていたダルビッシュ。658日ぶりのメジャーマウンドとなるパイレーツ戦では、85~90球を目安に登板する予定だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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