広島安部、4連勝に導く決勝犠飛 プロ9年目で初お立ち台「叶ってよかった」

緒方監督も称賛「安部がいい打撃内容で結果を残してくれた」

 打撃が課題と言われていたが、今季はここまで、規定打席不足ながら打率3割超え(.313)。「7番バッターは安パイと思われないように、ここで打ってヒーローになろうと思った。中途半端な打席にはしたくなかった」という意地の一打だった。

 0.5ゲーム差で迎えた首位攻防戦に3連勝し、2位とのゲーム差は「3.5」に広がった。安部は「火曜日のミーティングで、巨人に3連勝しよう、という雰囲気になった。このまま首位でいくためには負けられないですから」と、チームの雰囲気の良さを明かした。

 緒方監督が「安部がいい打撃内容で結果を残してくれた」と称賛したかつてのドラフト1位が、覚醒の時を迎えようとしている。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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