岩隈久志、メジャー600奪三振&自身3連勝で4勝目! マ軍は16得点大勝

マリナーズはセーフコフィールドでの最多得点

 マリナーズ岩隈久志投手が5月31日(日本時間6月1日)、本拠地でのパドレス戦に先発し、自身3連勝で今季4勝目(4敗)を挙げた。試合序盤に大量援護を受け、3被弾しながらも危なげない勝利。7回を5安打5奪三振4失点(自責4)で、防御率は4.41となった。

 メジャー通算600奪三振に王手を掛けてマウンドに上がったこの日。1回2死から3番ケンプを空振り三振に仕留め、早々に記録を達成した。速球を軸にしながらスライダーとスプリットでバットを振らせる効果的なピッチングで、4回終了までパーフェクト投球。球数もわずか48球だった。

 昨年のノーヒットノーランに続き、再び快挙達成なるかと思われたが、5回先頭ソラルテにレフト前に安打された。16点リードで迎えた6回には、9番ジャンコウスキーの中堅席への2ランと3番ケンプの左翼へのソロ弾で3失点。7回にも先頭サンチェスに中堅へのソロ弾を許した。7回終了で90球(64ストライク)を投げて降板した。

 4月は0勝3敗と苦しんだ岩隈だが、5月は6試合に登板して4勝1敗。最近3試合はクオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)を続けており、徐々に復調傾向にある。この日、チームは本拠地セーフコフィールドでの最多得点に並ぶ16点をマーク(2002年エンゼルス戦以来)で16-4と大勝。レンジャーズとの地区首位争いを一歩も譲らない好位置を守った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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