イチロー、23打数1安打の後のマルチ 地元メディア「魔法が戻ってきた」

「低いライナー性の打球をスタジアム中に放っている」、歴代31位タイに浮上

 今季7度目のマルチで、「魔法の杖」とアメリカで称されたイチローのバットが再び魔力を取り戻したと実況は称賛。マーリンズOBの元外野手で、解説を務めていたプレストン・ウィルソン氏は「今夜、イチローは最高のバッティングですね。堅実にヒットを打ちます。彼のなすべきことを果たしている。低いライナー性の打球をスタジアム中に放っています」と高く評価していた。

 MLB公式サイト等のランキングではすでにサム・クロフォードを抜いて単独31位となっていたが、球団発表ではスポーツデータを扱う米シンクタンク「エリアス・スポーツ・ビュロー」社のデータとしてクロフォードは2963安打とされており、この日の2安打目で31位タイに浮上したと認められた。

 イチローはその後、イエリッチのタイムリーで先制のホームを踏んだ。マーリンズはこの回、さらに2点を加えて3-1で勝利。イチローの活躍が白星を呼び込んだ。

 メジャー通算3000本安打の金字塔まで37本としたイチローは、打率を3割2分2厘に上昇させている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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