上原浩治、ここまで防御率4.57も…Rソックスは「復調すると確信している」

首脳陣の信頼は揺らがず、「一流のセットアッパーであると信じて疑わない」

 今季からセットアッパーに配置転換となったレッドソックスの上原浩治投手が、波に乗りきれずにいる。3日(日本時間4日)のブルージェイズ戦では、2点を追う8回から2番手で登板し、1死からスモークを四球で歩かせると、続くトラビスに2ランを被弾。チームにとっても痛い2失点となり、試合は2-5で敗れた。

 ここまで23試合に登板して2勝2敗、防御率4.57。例年に比べると、上原らしくない数字が並ぶ。ただ、首脳陣がベテラン右腕に寄せる信頼は揺らいでいない。MLB公式サイトは「レッドソックスは上原が復調すると確信している」とのタイトルで特集を組んだ。

 記事では、首脳陣が抱く上原への信頼について、「スランプにもかかわらず、未だレッドソックスは右腕が一流のセットアッパーであると信じて疑わない。上原は41歳だが、レッドソックスは彼が一流のセットアップであり続けると確信している」と説明している。

 一方で、実際の状況については「最近のスランプが心配の種となっている」と懸念を示す。上原の現在の防御率4.57は、6月3日時点としては「2010年にブルペンに入ってから最も悪い数字」と指摘。また、レッドソックス加入後で見ても、この数字より悪かったのは今年4月18日時点の4.91だけで、リリーフに転向した2010年以降、昨年までに上原が325試合に登板し、防御率2.08を記録していたことも紹介している。

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