DeNA貯金1、広島サヨナラ勝ち、日ハム大谷は日本新163キロ…5日のプロ野球

中日連敗ストップ、巨人連勝ストップ、オリT-岡田2発、ヤクルト山田18号

 プロ野球は5日、各地でセ・パ交流戦6試合が行われた。中日は無失点リレーで楽天に勝利し、連敗を「3」でストップ。先発の吉見が8回途中4安打無失点7奪三振と快投。2番手・小川が2点リードの8回2死一、二塁のピンチに登板して藤田を遊ゴロに仕留めてピンチを切り抜けると、9回は田島が3者凡退に抑え、開幕31試合連続無失点とした。打線は7回にビシエドのニゴロと相手失策が絡み、2点を奪った。

 DeNAは大勝でロッテを3タテし、開幕戦以来の貯金1とした。先発・山口が9回134球を投げきり、3安打無失点で今季初完封。打線は新助っ人エリアンが来日初ヒットを含む3安打3打点、筒香とロペスも2打点ずつを挙げるなど、18安打で11点を奪った。

 広島はソフトバンクとの延長12回の激闘をサヨナラで制し、首位に浮上した。6回に菊池の同点ソロで追いつくと、その後は両チームの投手陣が好投し、延長戦に突入。広島は黒星の可能性がなくなった12回裏、守護神サファテから無死一、二塁のチャンスを作り、丸がサヨナラ打を放った。

 西武も阪神との延長12回の熱戦を制した。2-2で迎えた2死一、二塁の場面で、栗山が勝ち越しタイムリー。2イニングを無失点に抑えた抑えの増田に3勝目が付き、12回裏は小石が締めてプロ初セーブを挙げた。阪神は4位に転落した。

 日本ハムは「5番・投手」で先発した大谷が、ついに日本最速記録を更新する163キロをマーク。投げては9回6安打2失点(自責1)10奪三振2四球、打っては1安打1打点で自己最長の試合連続安打を「15」に伸ばすなど、巨人を相手に投打で躍動した。日本ハムは連敗を「2」でストップ。巨人の連勝は「6」で止まった。

 オリックスはヤクルトを3タテ。3回に糸井の先制打、T-岡田の3ランでルーキー原樹から4点を奪うと、4回にも糸井、T-岡田がタイムリーを放つなど、さらに4点を追加。その後も得点を重ね、7回にT-岡田が2本のホームランを放って12点のリードを奪った。ヤクルトは7回に4点を奪取。9回も本塁打ランクトップの山田が18号3ランを放つなど猛烈な追い上げを見せたが、及ばず。最後は14-9でオリックスが勝利した。また、試合中には死球やスライディングをめぐって両軍の選手が2度もベンチから飛び出し、乱闘寸前になるなど、騒然とする場面もあった。

【交流戦】
◇中日 2-0 楽天(ナゴヤドーム)
勝 吉見(3勝1敗)
敗 戸村(0勝4敗)
S 田島(2勝0敗3S)

◇DeNA 11-0 ロッテ(横浜)
勝 山口(4勝2敗)
敗 唐川(1勝2敗)

◇広島 2×-1 ソフトバンク(マツダスタジアム)
勝 ジャクソン(1勝3敗)
敗 サファテ(0勝3敗18セーブ)
HR【広】菊池6号

◇阪神 2-3 西武(甲子園)
勝 増田(3勝2敗)
敗 安藤(0勝1敗)
S 小石(1セーブ)

◇巨人 2-6 日本ハム(東京ドーム)
勝 大谷(4勝4敗)
敗 高木(4勝5敗)
HR【巨】大田3号【日】中田12号、陽5号

◇ヤクルト 9-14 オリックス(神宮)
勝 ディクソン(5勝4敗)
敗 原樹(2勝6敗)
HR【ヤ】畠山1号、雄平4号、山田18号【オ】T-岡田11、12号、中島1号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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