SB山田、753日ぶりの1軍先発へ 「どれだけ粘れるか。それしかない」
プロデビュー戦と同じ横浜戦も「その頃とはメンバー違う」
「ファームでやってきたことの8割でも出せれば十分。それ以上のことができればいいですけどね。ボクは粘って投げるタイプ。どれだけ粘れるか。それしかないです」
2006年の育成ドラフトを経て育成選手として入団。2010年に支配下登録を勝ち取り、同年6月の横浜戦でプロ初登板を果たした。久々の1軍先発は、偶然にもデビュー戦と同じ横浜が相手となる。
「その頃とはメンバーも全然違いますから。とにかく筒香、ロペスの前にランナーを出さないことだけを考えて投げます」
ファームで四球が大幅に減ったとはいえ、ロッテを3タテするなど絶好調の打線が相手。2年ぶりという緊張感に加えて、慎重になりすぎれば多少の四球も出すことになるだろう。そこからどれだけ粘り強く試合を作ることができるのか。ニュータイプに生まれ変わった山田の真価が問われる1戦となる。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura