広島、交流戦の勝敗を五分に 戸田3勝目、ピンチで大谷と中田を三振斬り
今季2度目の先発でチャンス生かす、「一人一人という気持ちでした」
広島は7日、旭川で行われた日本ハム戦で勝利。先発・戸田の好投で、日本ハムから2年ぶりの白星を挙げた。今季2度目の先発となった戸田は2回に失点したが、味方打線が3回に追いついた後は粘りの投球だった。
3回には1死二、三塁のピンチを背負ったが、15試合連続安打中の大谷を外へ逃げるスライダーで空振り三振。続く中田は2球で追い込むと、3球目はインハイへの143キロ。中田のバットは動かず見逃し三振。大ピンチを切り抜け、ガッツポーズを繰り出した。
4回以降は走者を許さない安定した投球。6回107球、4安打1失点で今季3勝目を挙げた。先発での勝利は昨年5月8日の阪神戦以来。ヒーローインタビューを受けた戸田は「とりあえず一人一人という気持ちでした。3回は本当にうれしかった」と笑顔を浮かべた。
今季は中継ぎでの起用が多かったが、見事に先発でのチャンスを生かし、「使ってくれるところで投げるだけなので」と謙虚に喜びをかみしめた。広島は交流戦の戦績を3勝3敗1分の五分に戻した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count