2軍戦で今季初先発した巨人マイコラス 助っ人右腕がこだわった“万全”

昨年13勝3敗も右肩の不調で出遅れていたマイコラス

 巨人の助っ人投手、マイルズ・マイコラス投手にようやく1軍復帰の兆しが見えてきた。5日のイースタン・リーグ、楽天戦で今年初登板。最初の打者にこそ左前安打を許したが、後続を断って、2イニングを無失点。ヒットはその1本だけで、最速は148キロを計測した。

 マイコラスは昨年、13勝3敗とチームトップの成績を残し、セ・リーグの最高勝率のタイトルを獲得。2年契約を新たに結び直し、今年も開幕から活躍を期待されていたが、右肩の不調を訴え、キャンプを離脱。一時はアメリカに戻り、検査を受けていた。開幕からマイコラス不在は投手陣にとっては痛かった。

 大事を取ってここまで時間をかけてきた。外国人選手によくあるケースだが、患部に少しでも違和感があるならば、それを払拭するまでは投げようとはしない。マイコラスもそうだった。右肩の違和感だけでなく、開幕後、守備練習中に右指を突いてしまい、変化球を本格的に投げられない時期もあり、少し予定より調整が遅れた。ブルペンでもストレート中心に練習する時期もあった。無理せずにここまで状態を上げてきた。

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