ダルビッシュ、右肩張りで5回1失点降板 勝敗つかずもチームは敗戦

5回1失点で76球降板 球団医師診察も異常なし

 8日(日本時間9日)本拠地でのアストロズ戦に先発したレンジャースのダルビッシュ有投手が、右肩の張りを訴えて、同点の6回から降板した。5回を投げて3安打7奪三振4四球1失点(自責1)で防御率は2.87。

 この日は被弾から幕開けした。初回アストロズ先頭スプリンガーに2ボールからの3球目内角92マイル(約148キロ)速球を左翼席に運ばれた。右ひじ靱帯再建手術から復帰後3戦目に浴びた本塁打に悔しそうな表情を見せた。

 守備にも助けられた。1点を追う3回1死二塁の場面で、2番アルトゥーベに二遊間を割る安打を許した。二塁走者だったカストロが本塁を目指したが、中堅デズモンドが強肩を披露。ノーバウンドのレーザービーム返球で本塁で刺した。4回も1死二塁から6番ギャティスに左翼フェンスに直撃かという大きな打球を運ばれたが、左翼ホイングがジャンピング捕球し、失点を防いだ。

 マウンド上のダルビッシュに変化が見えたのは5回だった。スプリンガーを63マイル(約101キロ)カーブで空振り三振に仕留めた後で、右肩を軽く回したり右腕を振りながら、わずかに顔をしかめた。次打者に四球を与えたところで、ブロケイル投手コーチとトレーナーがマウンドへ。投球練習をして状態を確かめた後、そのまま続投。盗塁と失策で2死三塁のピンチを迎えたが、無失点に抑えた。
 
 ダグアウトへ戻ったダルビッシュは、右肩の張りを訴えて降板。76球を投げて46ストライクだった。複数の地元メディアによると、すぐにチームドクターを務めるキース・マイスター医師の診断を受けたが、異常は見当たらなかったという。

 チームは7回に2点を勝ち越され、1-3で敗れた。

 昨年右ひじ靱帯再建手術を受けたダルビッシュは、今年5月28日パイレーツ戦でメジャー復帰を果たし、これが3戦目だった。これで復帰後の成績は、2勝無敗、防御率2.87となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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