ホークス中田、タメなくした新フォームを「早く自分のものにしたい」

工藤監督がつきっきりで指導、9日のDeNA戦で2勝目狙う

 すでにカード勝ち越しを決めたDeNA戦。9日、3タテを狙うソフトバンクの先発は中田賢一だ。2日の中日戦でようやく今季初勝利を挙げ、「1つ勝たないと始まらない。ここまでチームに迷惑をかけてきたので、1つ1つ大事に投げていきたい」と語っていた中田。工藤公康監督のつきっきりの指導のもと、左足を上げてからのタメをなくしたことでリズムが良くなり、課題とされた制球も落ち着いた。

「ゲームの中でのテンポも良くなったし、野手のみなさんからも『守りやすい』と言ってもらえた。まだ(新フォームを)やり始めて日も経っていないが、日に日に良くなっている。早く自分のものにしたい」

 また前回の登板前から調整方法も変更し、これまで3日前に行っていたブルペン投球を4日前と2日前に分けたという。「分けたといっても、投げる球数はぶっちぎりで多いですよ」と中田。前回の登板同様、「シンプルに考えて、リズムよく投げる」ことで、今季2勝目を目指す。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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