好調イチロー、7月球宴前に3000安打の金字塔到達!? MLB公式サイトが予想

指揮官は今後の起用法を明言せず、「どれだけの出場機会を手にするか分からない」

 マーリンズは主砲のジャンカルロ・スタントン、クリスチャン・イエリッチ、マルセル・オズナという若きレギュラー外野トリオがメジャー屈指と呼ばれるほどの高い評価を手にしている。ドン・マッティングリー監督もこの3人の起用を最優先することを明言してきたために、当初は今季中の3000本達成を危ぶむ声もあった。

 だが、イエリッチとスタントンの故障に加え、イチローが開幕から好調を維持していることもあり、出場機会が限られた中でもハイペースでヒットを積み重ねている。今季109打数36安打で打率.330。規定打席未満ながら、野手ではチームトップのイエリッチ(.321)を打率で上回っている。

 特集では、7月12日に開催されるオールスターまでに3000本の金字塔を駆け抜ける可能性を指摘。Xデーは1か月以内という声がアメリカで出てきた。

「どれだけの出場機会を(イチローが)手にするのか分からない。我々の外野手は若いので、時には彼が打席に立つことが難しいと思うかもしれない。だが、野球のシーズンの中では、選手は怪我をすることもあるし、欠場することもある。こういうアメリカン・リーグの試合はマッチアップ的に彼がフィットする」

 記事によると、マッティングリー監督はこのように話し、イチローの今後の起用法について明言しなかったという。ただ、ア・リーグ本拠地での交流戦ではDH制度があるために、4番手の外野手という位置付けのイチローを積極的に起用できている。

 さらに、指揮官は「イチは今夜良かった。彼にとってはいいマッチアップだと思ったんだ。リッキー(相手先発ノラスコ)はイチローにピッタリの対戦相手だった」とも記事の中で話している。イチローの奮闘はマッティングリー監督にとっての嬉しい悩みの種になっているのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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