じっくり育てる時代は終わった? MLBドラフトも即戦力重視の傾向に

10日からMLBアマチュアドラフト、近年はドラフト5年以内に多数がデビュー

 今年度のMLBアマチュアドラフトが9日(日本時間10日)から始まった。メジャーでは、NFLやNBAとは違ってドラフトされた選手が即デビューすることが少なく、以前はまったく世間の注目を浴びていなかった。だが、「マネーボール」で描かれたアスレチックスのビリー・ビーン球団社長のようにデータを重視するGMが増え、上位ドラフト選手が即戦力として活躍する割合が伸びてきた。

 スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」では、「MLBドラフトが早期インパクトをもたらす」と題した記事で、MLBドラフトからより多くの即戦力が輩出されるようになった傾向を紹介している。

 MLBでは、これまでドラフトで指名された選手は、ルーキーリーグ、1A、2A、3Aと傘下マイナーの育成システムを通過させながら、メジャーリーガーへと育てていた。だが、最近では「飛び級」する選手が続出。記事では「MLBドラフトの1巡目には即戦力ではなくて無名の選手が指名されるという考えは間違い」と指摘。2009年以降のドラフト1巡指名選手で、現在メジャーリーグで活躍する選手をリストアップしている。

 今年度のドラフトからも即戦力が誕生する可能性は大。チェックしてみるのも楽しそうだ。

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