4勝目のロッテ二木、好投も反省怠らず

序盤援護に「野手に勝たせてもらった。今度は自分の投球で」

 ロッテ二木康太投手が9日に本拠地での阪神戦に先発し、地元ファンの前で今季4勝目を挙げた。

 初回に2点、2回に2点と序盤で打線の援護を受けてのマウンド。この3連戦は、チーム一体となってゴメス封じの対策を立てた。その成果もあり、1、2戦は内角の直球で厳しく攻めた後、外のフォークで空振りを奪う形で、ほぼ完ぺきに抑えている。この日、二木もベンチの指示通りに配球したが、4回無死一塁の場面では、フォークを再三カットされた後、最後はインコースを厳しく攻めきれずに投じた外角の高めストレートを、右翼線へタイムリー二塁打とされて失点。反省が残った。

 6回を投げて5安打2失点、105球という内容に「真っすぐが思ったところに投げられてない。3勝目、4勝目は野手のおかげで勝たせてもらった。今度は自分のピッチングで勝ちたい」と打線に感謝、次戦に向けて奮起した。

 4月12日楽天戦に完投してプロ初勝利を飾ったが、その後は負けが先行。この日の勝利で4勝5敗とした右腕は、次回の登板ですっきりした5勝目を狙っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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