鶴岡の決勝犠飛生んだ確かな読み SB工藤監督「低めにビシビシくることない」

6回0/3を1失点の東浜には「勝負どころがわかってきた」

 勝ち星こそつかなかったが、ソフトバンクの先発・東浜巨は6回0/3を1失点の好投をみせた。工藤監督も、菅野と互角に投げ合った右腕に合格点を与えた。

「先制点を与えると菅野くんが乗ってくるところを、こっちが先制点を取るまでそれをさせなかった。自分のピッチングが分かるようになったというか、まっすぐ狙いならシンカーで、シンカー狙いなら外のスライダーで、と『ここで打ってくる』という勝負どころがわかってきたと思う。東浜くんが投げるとこういうゲーム(接戦)が多いが、チームの勝ちにつながるピッチングをしてくれている」

 7回無死一、二塁としたところで継投策に出たのは「(東浜の)腕の振りが鈍くなった」という判断から。「結果的に(2番手のスアレスが)打たれちゃったけどね。でも、城所くんが阿部くんを(二塁で)刺したのは大きかった」と工藤監督は話した。

 ソフトバンクは4連勝で貯金は23。ロッテが敗れたため、リーグ2位とのゲーム差を今季最大の8.5に広げた。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY