エース級との投げ合いで無敗のホークス東浜、新たなる「エースキラー」へ
頭角現す東浜は投手版「エースキラー」!?
【東浜のエース級投手との今季の対戦一覧】
4月15日 対楽天・則本投手 5回2失点
5月12日 対ロッテ・涌井投手 8回2失点
5月27日 対ロッテ・涌井投手 8回無失点
6月3日 対広島・黒田投手 6.2回1失点
6月10日 対巨人・菅野投手 6.0回1失点
そもそも、東浜自身も沖縄尚学高、そして亜細亜大で、各世代を代表する「エース」そのものであった。しかしプロ入り後はチームの分厚い投手陣の枠に割って入れず、年間登板数が7試合を超えることは、過去3年間一度もなかった。
ドラフト1位入団ながら、勝負の年とも言える2016年。東浜投手はシーズン開幕当初こそファームで迎えたが、計4試合で20イニングを投げて失点・自責点わずか2、防御率0.90、さらに与四球5という安定感を見せるなど、着実に結果を残して一軍へ。ここでことごとくエース級の相手先発とぶつかりながらも、それをしっかりと跳ね除けて白星を着実に重ねている。
もちろん「エースキラー」だけにとどまることなく、目指すはチームの「エース」。12球団屈指の選手層を誇るチームでのし上がるのは容易なことではないが、勝利を重ねることで、信頼は得つつある。「エース」の条件とはさまざまではあるものの、やはり勝ってほしい試合で勝てることではないか。東浜投手は次世代の「エース」襲名を目指し、これからも腕を振り続ける。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部●文