イチロー14度目マルチで3000安打へ「18」 球団も興奮「ついに10本台に!」

6月先発9試合中7試合でマルチ安打、好調維持するイチロー

 マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)、本拠地ブレーブス戦に「1番・センター」で2試合連続でスタメン出場し、今季14度目のマルチ安打を放った。第3打席に中前安打を放つと、延長10回にはショートへの内野安打をマーク。これでメジャー通算2982安打とし、3000安打まで残り「18」と迫った。球団公式サイトやマーリンズ番記者は金字塔までのカウントダウンを本格化させている。チームは延長10回の末に2-3で逆転負けを喫した。

 この日は前日2本塁打のオズナに休養日が与えられ、イチローが2戦連続で先発出場。2打席凡退で迎えた5回の第3打席で、先発ノリスの6球目の速球をセンター前に完璧に弾き返した。するとマーリンズの公式ツイッターは「彼はついに10本台に!5回のヒットで通算3000本までわずか19本」と興奮気味に速報。「Ichiro3000」というハッシュタグと共に金字塔への道のりを盛り上げた。

 MLB公式サイトのジョー・フリサロ記者もツイッターで「イチローがレフトにシングル。3000本まで今19本」とレポート。「Ichiro3000」というハッシュタグと共に紹介。敵地テレビ局「FOXスポーツ・サウスイースト」の公式ツイッターも「マーリンズファンがイチローが3000本まで残り19安打であることを世間に知らしめる。よくやった」と速報し、本拠地のファンが盛り上がっている様子を伝えた。

 マーリンズ・パークのスタンドではオリジナルのオレンジ色のカウントダウンTシャツの腹部の数字をマジックで「20」から「19」に書き換えるファンも。同局はその様子をツイッターで動画付きで紹介している。

 2-3と1点をリードされた10回裏の先頭では6番手のビスカイーノ3球目のスライダーを三遊間へと転がし、遊撃内野安打をマーク。イチローはこれで今季14度目のマルチ安打とし、3000安打へ「18」と迫った。マーリンズは続くプラドが四球で出塁したが、後続が倒れ、ブレーブスに競り負けた。

 イチローはこの日、4打数2安打1四球で打率.353、出塁率.427と上昇。特に6月は先発9試合中7試合でマルチ安打を記録しており、好調を維持している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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