イチロー、4試合ぶりに出番なし マーリンズは最高勝率カブスに競り勝つ

8回にネクストバッターズサークルに登場も…追加点が入りベンチに戻る

 マーリンズのイチロー外野手は23日(日本時間24日)、本拠地でのカブス戦で4試合ぶりに出番なしに終わった。前日まで3試合連続先発出場中だったが、この試合はベンチスタート。8回にネクストバッターズサークルに登場する場面はあったものの、打席に立つことはなかった。メジャー通算2983安打で、3000安打の金字塔には「17」のままとなっている。マーリンズはリーグ最高勝率のカブスに4-2で勝利した。

 マーリンズは先発の元中日チェンが好投。4回に味方のミスも絡み、ブライアントの犠飛で先制を許したが、打線はその裏に主砲スタントンのソロで同点に追いついた。さらに、6回にはオズナのソロで勝ち越し。チェンは7回まで1点のリードを守った。

 しかし、8回にロスに同点ソロを浴びてしまう。ここで降板となり、勝ち星はつかなかったが、カブスのエース左腕レスターと投げ合い、7回0/3を5安打2失点の好投だった。

 マーリンズはその裏、スタントンがライト前へのタイムリーを放ち、勝ち越しに成功した。続くリアルミュートが打席に立つと、ネクストバッターズサークルにイチローが登場。ここでリアルミュートは貴重な追加点をもたらすタイムリー。状況が変わり、イチローはベンチに戻った。そのまま打席に入ったジョンソンは右飛に倒れた。

 マーリンズは9回、フェルプスが1死満塁のピンチを背負うも、後続を断って逃げ切りに成功。4-2で競り勝ち、2連勝とした。大きな勝利に、試合後にはイチローも満面の笑みで味方とハイタッチを交わした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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