前田健太、パ軍主砲に2発浴び4失点で5敗目 15試合登板で出来高1億円も…

マカッチェンに2打席連続弾浴びて6回途中KO、15試合目の登板で出来高100万ドルも…

 ドジャースの前田健太投手は25日(日本時間26日)、敵地でのパイレーツ戦に先発し、5回0/3を投げて4安打4失点4奪三振2四球で5敗目(6勝)を喫した。3回まで無安打の好投も、4回にマカッチェンに先制ソロを被弾。同点の6回にもマカッチェンに2打席連続ホームランとなる3ランを浴び、KOされた。3戦ぶり黒星で5敗目。メジャー屈指の強打者の2発に屈した。ドジャースは1-6で敗れた。
 
 前田は初回、先頭のジェイソにストレートの四球を与えてしまう。暴投とマルテの遊ゴロで1死三塁とされるも、マカッチェンをスライダーで空振り三振に仕留めるなど後続を打ち取り、無失点に抑えた。

 2、3回は3者凡退の好投。四球の後は4回先頭のマルテまで10打者連続凡退に抑えたが、4回1死でマカッチェンにカーブを左翼席へと運ばれた。この試合初のヒットが、先制ソロとなった。

 一方、ドジャース打線は5回まで相手先発ロックにパーフェクトに抑え込まれる。しかし、前田が5回、再び3者凡退の好投を見せると、ようやく反撃に出る。

 6回、ドジャースは先頭のバンスライクがレフト線を破るツーベース。チーム初ヒットでチャンスを作り、続くエリスのライトオーバーのタイムリーツーベースで同点に追いついた。続く前田の打席ではエリスが飛び出してアウトに。前田はライト前ヒットを打ったが、勝ち越し点にはつながらなかった。

 その裏、前田は再び主砲につかまる。先頭のジェイソはこの試合2つ目の四球。続くマルテのライト前ヒットで一、二塁とされ、前の打席で先制ソロを浴びたマカッチェンを打席に迎える。しかし、3球連続ボールの後にファウルでカウント3-1となった後、5球目の直球が甘く入る。またも完璧に捉えられ、打球は左翼席に着弾。2打席連続ホームランで3点を勝ち越され、降板を告げられた。前田はベンチに戻り、しばらく呆然とした表情だった。

 ドジャースはその後、2番手のブラントンもつかまり2失点。1-6と大きくリードを広げられ、そのまま敗れた。

 前田は92球を投げてストライクは52球。6勝5敗で防御率2.91となった。前田はこの試合で今季15試合目の登板となり、最初の出来高の100万ドル(約1億200万円)を手にしたが、試合結果は厳しいものとなってしまった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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