日ハム中田に屈辱代打 栗山監督は試合前に“4番外し”示唆「翔のために…」

中田に代打から逆転勝ち、「今日は打順を動かさない」も我慢の限界?

 日本ハムの栗山英樹監督が27日、中田翔内野手を4番から外す可能性を示唆した。

 中田はリーグ3位の56打点を挙げているものの、打率2割4分9厘は規定打席到達者ではリーグワースト4位。本塁打も7試合出ておらず、13本塁打にとどまっている。この日の西武戦(札幌ドーム)前、栗山監督は不動の4番への“悩み”を口にしていた。

「翔が翔らしくなるためには、何をすればいいか考えている。翔のために何を一番したらいいか考えないといけない。いろんなところから考えないと。今みたいでは楽しくないと思う」

 27日の西武戦(札幌ドーム)から早速、動いた。一時4点リードを許しながら、2点差に迫った7回2死一、二塁の場面。中飛、遊ゴロ、空振り三振に倒れていた4番に代打・矢野を送った。「今日は打順を動かさない」と話していた栗山監督だったが、“我慢”の限界だったようだ。

 矢野は四球を選んで、田中賢の同点2点打、レアードの勝ち越し打で一挙5得点。8-7で逆転勝ちし、今季初の5連勝を飾った。

「(中田の打順は)明日は明日になってみないと分からない」と話していた栗山監督。「オレが監督をやっている限り4番は翔」と絶大な信頼を受けているが、本来の打撃ではない中田。ただただ不動の4番の復活が待たれる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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