イチロー3000安打へ進むカウントダウン 歴代単独30位浮上を米記者も速報

今季15度目マルチでメジャー通算2986安打に、金字塔へ残り14本

 マーリンズのイチロー外野手が28日(日本時間29日)、敵地タイガース戦で「1番・ライト」でスタメン出場し、今季15度目のマルチ安打を記録した。これでメジャー通算は2986安打になり、サム・ライスを抜いて歴代単独30位に浮上。球団公式サイトや地元番記者はイチローの金字塔へのカウントダウンを速報している。試合はマーリンズが5-7で敗れている。

 この日3試合連続の先発出場となったイチローは最初の2打席で凡退したが、4回2死一塁で四球を選ぶと、4点を追う6回1死一塁で迎えた第4打席では2試合ぶりのヒットをマーク。タイガース先発ペルフリーが投げた初球シンカーをライト前に弾き返した。

 するとMLB公式サイトのマーリンズ番記者ジョー・フリサロ氏はツイッターで「イチロー、シングル。今3000本にあと15本」と速報し、金字塔へのカウントダウンをスタート。マーリンズの公式ツイッターも「あと15本!」と速報し、「イチローの通算2985安打でMLB通算安打記録で30位のサム・ライスに並ぶ!」と再び偉業を成し遂げたことを紹介した。

 MLB公式サイトのタイガース番記者、ジェイソン・ベック氏もツイッターで速報。「イチローのMLB通算2985安打がマイク・ペルフリーの最後の投球」とレポートし、イチローのヒットにより先発ペルフリーが降板したことも伝えている。

 3点ビハインドの8回無死一塁の第5打席では、タイガース4番手グリーンの6球目のスライダーをセンター前へ運んだ。自身、今季15度目のマルチ安打。地元紙パーム・ビーチ・ポストのジョー・カポッツィ記者はツイッターで「デトロイトでイチローが2安打。キャリア通算2986安打となり、MLB通算安打記録でサム・ライスを抜き30位に」とレポートした。

 イチローはこの日、4打数2安打1四球で打率.340に上昇。金字塔に向けて加速する背番号「51」に現地でも注目が集まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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