阪神新助っ人サターホワイト、完璧デビュー 1回無失点2K&最速148キロ

練習試合で実戦初登板、金本阪神の救世主に?

 阪神の新助っ人、コーディ・サターホワイト投手が29日、鳴尾浜で行われたトヨタ自動車との練習試合で実戦デビューを果たした。先発で1イニングを無安打無失点、2奪三振と完璧な投球内容を披露。来日初登板を振り返った右腕は「ゲームの雰囲気を味わうことができたし、気持ち良かった」と笑顔を見せていた。

 打者3人と対戦し、最速は148キロをマーク。1番・水野を143キロの直球で二直に抑えると、続く2番・辰巳には144キロの直球で空振り三振。最後の打者となった3番・河合には146キロの直球で見逃し三振を奪った。

 小雨が降る中でも制球は乱れず、初登板は上々の内容だったが「実戦まで遠かったからね。慣れてくれば球速はもう少し上がってくると思う」と話し、まだまだ本調子ではない様子を漂わせた。

 鳴尾浜球場には香田1軍投手コーチも視察に訪れた。現在の1軍外国人枠はマテオ、ドリス、メッセンジャー、ゴメスと4枠が埋まっているため「(1軍の)色んな事情があるから。走者を出してどういった対応を見せるか、色々なシチュエーションをクリアしていければと思う」と話した。新助っ人右腕はBクラスに低迷する金本阪神の救世主になれるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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