32年ぶり11連勝へ 広島黒田、自らの投球を助ける走者一掃の3点二塁打

日米通算199勝目を目指すベテラン右腕が投打で存在感

 広島の黒田博樹投手が29日、日米通算199勝目を目指して本拠地でのヤクルト戦に先発し、自らの投球を助ける走者一掃の3点二塁打を放った。

 3点リードで迎えた6回。1死一、二塁で代打・下水流が左前打を放つも、左翼バレンティンの好返球で本塁を狙った二塁走者の鈴木がアウトに。追加点が取れなければ嫌なムードが漂うところだったが、ベテラン右腕がバットで魅せた。

 石原が敬遠され、2死満塁。黒田がヤクルト成瀬の初球、134キロの直球を完璧に捉えると、打球は背走するバレンティンの頭上を越えた。今季27打席目で飛び出した初安打が、値千金の適時二塁打に。昨季は1打点だったバットから3点が生まれ、7-1とリードが6点に広がると、本拠地マツダスタジアムはお祭り騒ぎとなった。

 勝てば32年ぶりの11連勝となる広島。黒田にとっても日米通算200勝に王手をかける1勝となるが、6回まで1失点投球。投打で存在感を見せている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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