イチロー、“世界の福本”に並ぶ日米通算115三塁打! 3000安打まで「11」

右中間適時三塁打でメジャー通算750打点、通算2989安打で3000本まで残り「11」

 2日(日本時間3日)に敵地でのブレーブス戦に「1番・ライト」で3試合ぶりに先発したマーリンズのイチロー外野手が、第2打席に右中間に適時三塁打を放った。これで日米通算115三塁打となり、福本豊氏が持つ日本記録と並んだ。メジャー通算安打は2989本で、3000安打まで残り「11」に迫った。

 “世界の福本”に並ぶ記念すべき三塁打は、2点ビハインドの3回2死二塁の場面で生まれた。カウント2-2から、ブレーブス先発ハレルの5球目外角チェンジアップを振り抜いた。打球は右中間を真っ二つに割る三塁打に。二塁走者ディートリッチが生還して、イチローはメジャー通算750打点を記録した。

 今季初の三塁打は、メジャー通算92本目。日本で打った三塁打23本と合わせると、日米通算115本となり、現役時代は快足で鳴らした福本豊氏の日本記録115本に並んだ。オリックスの前身・阪急ブレーブスで活躍した福本氏は、通算1065盗塁の日本記録も持ち、これは1992年にリッキー・ヘンダーソンに破られるまで世界最多記録で、“世界の福本”とも呼ばれた人物。3000安打の金字塔の前に、縁ある大先輩の記録に追いついた。

 この日は、第1打席は右翼フライ、第3、4、5打席は空振り三振で、5打数1安打1打点だった。

 試合は、前日に代打決勝打を放ったエース右腕フェルナンデスが炎上し、1-9で敗れた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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