阪神が単独最下位転落 岩貞は今季3発目の満塁被弾、3回6失点で自身4連敗

最近1か月で3発被弾の“逆満塁男”!? 3年目左腕に試練

 阪神・岩貞祐太が3日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発。今季最短となる3回6安打6失点で6敗目を喫した。5月27日の巨人戦で4勝目を挙げて以来、自身4連敗となり「ボールの制度、他の所も全てを含め見直していかないといけない」と猛省。思うような投球ができない現状を口にした。今シーズン、急成長した左腕の大乱調でチームは昨年5月以来となる単独最下位に沈んだ。

 痛恨の一発だった。1-1の同点で迎えた3回。無死一、二塁からビシエドに勝ち越しとなる左前適時打を浴びると、ナニータに四球を与え無死満塁。続く福田には「長打がダメなところで打たれてしまった」と、左翼席上段に試合を決定づける満塁ホームラン。この回一挙5失点でマウンドを降りた。

 岩貞は今季、ここまで満塁ホームランを3発献上。6月3日の西武戦(甲子園)でメヒア、同19日のソフトバンク戦(甲子園)では城所に手痛い一発を浴びており、“逆満塁男”といってもいいだろう。

 開幕から好投を続け、一時は巨人・菅野と防御率争いを繰り広げていたが、この日の登板を終えて防御率は3.20となった。香田投手コーチは「四球からの失点が多いね。打者と勝負する時に大事にいこうとし過ぎている。怖さとかも出てきたのか」と分析。ここまで怖いもの知らずで快投を続けてきたプロ3年目左腕に試練の時が訪れた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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