大活躍の愛されキャラ、メジャーの常識にハマらない李大浩が熱い!

解析不能!?「“ユニーク”な体型、存在、打撃」と地元紙が特集

 メジャーリーガー、あるいは野球選手といえば、どんなイメージを抱くだろう。マーリンズの大砲スタントンのような立派な体格をした強打者? あるいは、ヤンキース守護神チャップマンのように時速160キロを超える速球で三振の山を築く剛腕投手? イメージした選手は、いずれも鍛え上げられ引き締まった、いわゆるアスリート体型をしているのではないだろうか。日本球界を見ても、日本ハムの大谷翔平やソフトバンクの柳田悠岐のように、堂々たる体躯を誇る選手が増えてきた。

 結果を残して活躍したいなら、節制して引き締まった身体にしよう。そんな現代の風潮に逆行するような存在が、今季からマリナーズに加入した元ソフトバンクの李大浩だ。テディベアのような愛くるしい体型ながら、今季すでに11本塁打を放つ大砲に、地元紙「シアトル・タイムス」電子版が注目。「スラッガー李大浩は、メジャーにはない“ユニーク”体型、存在、打撃」と題した記事を掲載している。

 メジャーで有名なポッチャリ体型といえば、メッツのベテラン右腕コロンだが、記事では李大浩も「大きくユルい」体型と指摘。そんなメジャーではあり得ない体型ながら、試合でインパクトを残し続ける事実に驚愕。先週末にシアトルで行われた試合前、両軍監督に「李大浩に似ている選手を知っていますか?」という素朴な疑問をぶつけている。

 28年間も球界にいるマリナーズのサービス監督は「体型はもちろん、彼の何もかもが、性格も含めてユニーク(独特)だ。誰も思い浮かばないよ」と答えたという。対戦相手だったオリオールズのショウォルター監督は、ヤンキースやレンジャース監督を歴任し、GMの経験も持つ生き字引のような存在だが、しばらく考え込んだ後で「多分誰もいないな。似ている人が思い浮かばない」と“ギブアップ”したそうだ。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY