広島黒田、日米通算200勝はお預け 本拠地・巨人戦の大観衆の前で偉業へ

同点の6回に2失点、記録かかった登板も「気にしていない。チームが勝つための投球をしないと」

 広島の黒田博樹投手が6日の中日戦に登板。勝てば日米通算200勝達成だったが、6回3失点(自責は2)で4敗目。記録達成は次回登板にお預けとなった。

 今季初の地方球場での登板となった黒田。初回は三者凡退だったが、2回2死三塁の場面で堂上に投げたツーシームを石原がパスボール。味方のミスで先制点を奪われてしまった。

 3回、4回と三者凡退。1死二、三塁のピンチを背負った5回も後続を打ち取って無失点に抑えた。

 すると、6回に味方打線が反撃。3連打で同点に追いついたが、無死一、二塁で新井の右飛に一塁走者のルナが飛び出して不運な併殺に。勝ち越しはならなかった。

 追いついてもらった黒田だったが、6回無死一塁で迎えた平田に左中間への二塁打を打たれ勝ち越されると、続くビシエドにも中前へ運ばれてこの回2点を失った。試合は作ったが、勝負所で踏ん張りきれなかった黒田は「6回の長打が痛かった。浮いた球をとらえられてしまった」と振り返った。

 記録がかかっていたことには「それは気にしていない。チームが勝つための投球をしないといけない」と話した。ローテーション通りなら次回は本拠地での巨人戦。マツダスタジアムの大観衆の前での記録達成に期待が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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