イチロー今季わずか2度目の併殺打で試合終了 通算2990本で残り「10」

9回1死一塁で代打出場、ビデオ判定は覆らずに2-4で敗れる

 マーリンズのイチロー外野手は6日(日本時間7日)に敵地で行われたメッツ戦に9回1死一塁で代打出場し、遊ゴロ併殺に倒れた。相手二塁手がベースを踏んだか否かの確認でビデオ判定が行われたが、当初の判定は覆らずに試合終了となった。メジャー通算安打は2990本で、3000安打の金字塔まで残り「10」のままとなった。打率は.337。

 前日出場機会のなかったイチローは、2-4で迎えた9回1死一塁で代打出場した。1発同点という場面でメッツ守護神ファミリアと対戦。カウント2-2から5球目シンカーにバットを合わせたが、打球は遊撃レイエスの元に転がるゴロ。ボールはレイエスから二塁ベースカバーに入ったウォーカー、一塁ロニーに転送され、遊ゴロ併殺となった。イチローが併殺打を記録したのは、4月20日ナショナルズ戦以来、今季わずか2度目のことだった。

 だが、ここで二塁手ウォーカーがベースをしっかり踏んだか否かに疑問を抱いたマーリンズのマッティングリー監督が審判団に声を掛けた。マーリンズはすでにチャレンジ権を失っていたため、審判団の判断の下にビデオ判定を行うことに。結局、当初の判定が正しいとされ、試合はそのまま終了となった。

 前半戦は残すところ3試合。残すところ「10」本となった3000安打の金字塔到達は、球宴後になる気配が濃厚になってきた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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